The Band's Visit（迷子の警察音楽隊）

観劇日：2018年6月30日

劇場：ETHEL BARRYMORE THEATRE

6月末から3泊5日で行った観劇弾丸NY旅行。一番しみじみと愛着が湧いたのが、このミュージカル「The Band's Visit」でした。18年度トニー賞10部門受賞。 

【あらすじ】時は1996年。イスラエルのアラブ文化センターで演奏するため、ペタハティクヴァという街に向かっていたエジプトの警察音楽隊。ところが、一字違いの田舎街ベイトハティクヴァに来てしまう。やむなくその街に一泊することになった音楽隊のメンバー達が、魅力的なカフェの女主人をはじめとする住人達と、ぎこちなくも心温まる交流をするというお話。

【感想】ザ・ブロードウェイ的なイメージとは異なる演出がとても新鮮でした。無言の食事シーンでは、あまりにミュージカルらしくないため、客席から笑いが。特筆すべきことは何も起こらない。でも歌もバンドも素晴らしくて、幸せな気持ちになれるミュージカルでした。ホリプロが出資していたので、日本での上演も期待していたのですが、なかなか実現しないようです。かなり日本人好みの空気を持った作品だと思うのですが。

オリジナルは、2007年のイスラエル映画（邦題：迷子の警察音楽隊）。

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個人的には映画はあまり印象に残らなかったのですが、ミュージカル版の脚色が素晴らしい。このシーンのこのセリフをこんな風に拾うのか！と唸らされました。

翌日観に行った「My Fair Lady」の劇場で、後ろに座っていたお客さんが「Band's Visit良かったわよね」と話していて、私も心の中で「うんうん」と頷いていました。

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