仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

映像業界経験のある事務職員。観劇への情熱だけが残っています。

名曲ピックアップ18夏:Omar Sharif(The Band's Visit)

2018年トニー賞を10部門も取っていながら、Today Tixでのチケット代が49ドルからと、いまいちふるわないThe Band's Visit。Dear Evan Hansenは最低でも129ドルするのに。

応援の意味も込めて、The Band's Visitから2曲目Omar Sharif」を取り上げます。

到着地を間違えたエジプトのアレクサンドリア警察音楽隊の隊長トフィクが、イスラエルの田舎街のカフェの女主人ディナに気に入られて夕食に誘われる。2人が一緒に食事をする場面でディナがこの曲を歌います。

歌詞は「金曜の午後はオマル・シャリーフ(エジプトの俳優)をテレビで観て、ママとうっとりしてた。日曜の朝はウム・クルスーム(エジプトの歌手)の歌声がラジオから聞こえてきた」というような内容です。それだけです。

イスラエル・エジプト両国の歴史を考えると、ユダヤ人のディナがエジプトの映画を喜んで観ていた、というささやかなことが深い意味を持つのかもしれないとも思いますが。

最高潮の盛り上がりを見せるところも「(ラジオから音楽が聞こえてくると)居間が庭になって、テレビセットが噴水になったみたいに感じた〜♪」って歌っているだけなんですが、エキゾチックなメロディでなぜか感動してしまう名曲。

タイトルになっているオマル・シャリーフはエジプトのアレクサンドリア出身の俳優です。

上の写真のとおり、かなりの色男ですね。ディナとママがうっとりするのも無理ないです。アラビアのロレンスドクトル・ジバゴに出演して、大人気だったようです。「ファニーガール」ではユダヤ人のバーブラ・ストライサンドと共演したことで、エジプト国籍を剥奪されそうになったこともあったとか。

ディナ役のカトリーナ・レンクは肉食系のいい女という感じです。彼女はバイオリンの名手でもあります。トニー賞を取るような役者さんは、多彩な才能を持っているんですね。

Omar Sharif

Omar Sharif