RENT(東急シアターオーブ)
観劇日:2018年8月10日
劇場:東急シアターオーブ(渋谷)
もう何年も前に、イギリス一人旅をした友人が、「英語全然わからないのに号泣した!」とサントラを貸してくれたのが、レント。
お盆前に、NY気分を味わおうと急遽当日券で観ました。半額くらいのエンジェルシートの抽選券は間に合わなかったので、定価で購入。1階席はもうなくて、Sが2階席、Aが3階席と言われました。
S席2階8列39番からの眺め。両隣が空いてて、途中椅子の上であぐらかいても大丈夫だったのはある意味贅沢でした。後ろの方数列もかなり空いてました。
【あらすじ】1989年ニューヨークのクリスマスイブ。ミュージシャンでHIV陽性のロジャーと、売れない映像作家のルームメイト マークは、倉庫ビルに不法滞在している。彼らとその仲間達の1年間が描かれる。
【感想】あらすじなど予習しないで行ったら、正直なところ前半はほとんど気持ちがついていかなかった(2階は表情見えないからかも。オペラグラス持っていけばよかった)。後半はじめに歌われるSeasons of Loveで、ようやく空気が引き締まった感じがしました。
大学講師トム・コリンズ(カクテルの名前笑)役の人が一番存在感があって、恋人のドラァグクイーン、エンジェルのお葬式で歌うI'll Cover You(Reprise)は聴きごたえがありました。Seasons of Loveのメロディが絡んでくるのが美しい。
あと個人的にツボだったのが、登場人物のママやパパ達から入る留守録メッセージの歌。最後は四重唱になってたけど、どこの国も同じなんだなと笑ってしまいました。
観客の中におそらく複数回観ていると思われる熱烈なファンの人達がいて、登場人物が出てきただけで、「あの役の人だ!」みたいな拍手が湧くところが度々ありました。
カーテンコールはあっさり目。すぐ場内電気がつきました。
後で調べてみたら、この作品はプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」を現代に置き換えたものだそうで、ロジャーにミミが火を借りに来るところは、オペラの中にもある場面なんですね。「ラ・ヴィ・ボエーム」という歌が歌われたのもそういうわけかと色々納得。
映画もあるようなので、今度観てみようかな。