仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

映像業界経験のある事務職員。観劇への情熱だけが残っています。

現代のヨブ記をシャドーキャストの手話と:I Was Most Alive with You

f:id:kangekidaisuki:20180925122327p:image

「キスへのプレリュード」の脚本家で、ミュージカル「アメリ」も手がけたクレイグ・ルーカスの舞台が、オフブロードウェイでプレビュー公演中です。1つの役につき2人の俳優がそれぞれ英語と手話で演じるそうです。

【あらすじ】アッシュは恵まれた日々を送っていた。自分の家族について感謝して過ごしていたし、自分の依存症や、息子が耳が不自由なことについても感謝していた。しかし運命の日に、彼から全てが取り去られる。自分と自分の愛する者を暗闇に突き落とす試練を、アッシュはどうやって究極の恵みだと捉えることができるのか?(あらすじ終わり)

この作品は旧約聖書ヨブ記から着想を得ています。主人公の名前Ash(=灰)も、ヨブが灰の中を転げ回って祈ったところからつけられたのかもしれません。公式サイトの記事では、作者自身のアルコールや薬物への依存についても触れられています。

冒頭で触れたクレイグ・ルーカスの代表作「キスへのプレリュード」は、92年のメグ・ライアン主演映画(ブロードウェイ舞台の映画化)。

新婚の花嫁の魂と老人の魂が入れ替わってしまう。夫は老人の姿をした妻を愛せるか、というお話です。若い頃に観たとき「外見ではなく人格で愛せるか」というテーマに我が意を得たりと感じたのを覚えています。ルーカスさんは人間の本質的なところを真摯に見据えている方なのだなと思います。

「I Was Most Alive with You」の本公演は2018年9月24日からMain Stage Theatreにて。