仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

Nothing is as beautiful as something that you don’t expect.

ボヘミアン・ラプソディー(応援上映)

鑑賞日:2018年12月31日

映画館:TOHOシネマズ 日本橋

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周囲のほとんどの人が観た(あるいはこれから観る)と言っていた「ボヘミアン・ラプソディー」。特に熱心なファンでもなくWe Will Rock YouだけiTunesでダウンロードしてたレベルでしたが、時間と空き具合がちょうど良かったので応援上映に行ってきました。

【あらすじ】

ペルシャ系インド人で熱心なゾロアスター教信者の両親の元で育ったファルークは、ザンジバル島タンザニア)生まれ。彼が17歳の時、ザンジバル革命のため一家はイングランドに移住する。

大学卒業後、ファルークはギターのブライアンとドラムのロジャーが所属するバンド「スマイル」にボーカリストとして加入。後にバンド名を「クイーン」と変更し、ファルーク自身もフレディ・マーキュリーと改名する。

クイーンはたちまち人気を博し、世界中でツアーを行うようになるが…。

【以下、ネタバレを含む感想】

フレディの歯が気になって仕方がなかったです。まるで、さんまの真似をする原口。恋人のメアリーとキスをする場面でも歯が邪魔になっているように見えました。

最初は幸せそうに見えるメアリーとの結婚も、彼のセクシャリティが明らかになることで、破局を迎えます。その前からツアー先でメアリーに電話しながら男性がトイレに入るところを見つめていたり、彼女のために作った曲が別れの曲だったりと、そこかしこに伏線が。

続いて、個人マネージャーのポールにそそのかされて迷走するフレディが描かれるのですが、正直このあたりは少し間延びしているように思いました。

それにしてもバンドメンバーが大人ないい人達(存命だから悪く描けない?)。特にギターのブライアン・メイの成熟した安定感がよかった。ドラムのロジャーも山本耕史みたいなアイドル顔でチャーミングでした。

圧巻は最後のライブエイドのシーン。We Are The Championsは特に凄かった。色々あったけど、やはり彼には天与の才能があったのだと圧倒されました。応援上映だったので、このシーンでは歌ったり手を振ったりしてる人がちらほらいて、上映終了後は拍手がありましたが、日本橋という場所柄なのか全般的に静かで、ペンライトを振っている人もいませんでした。

鑑賞後はそれなりに感動していたのですが、以下の記事でどこまでが事実なのかを知ってからは複雑な思いに。感動演出のために時系列が入れ替えられていたのですね…。

上記の3ページ目に、実際のライブエイドの動画へのリンクがあるのですが、これが見事に映画のまんま。完コピだったとは。ピアノの上の飲み物まで。これでは「ライブ映像をそのまま流せばいいではないか」という意見ももっともかなと。 

最後に、クイーンと日本の関係について。当初、イギリスではあまり評価が芳しくなかったクイーンにいち早く飛びついたのが日本の女性たちだったそうです。映画の中でも、フレディが着物を着てたり、金閣寺のお札が家に貼ってあったりしました。日本でクイーンを紹介した方のインタビューも貼り付けておきます。

 

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