仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

Nothing is as beautiful as something that you don’t expect.

ファニー・ガール(ウエスト・エンド版)

視聴日:2020年9月26日

(2018年10月24日Manchester’s Palace Theatre公演録画)

バーブラ・ストライサンドの映画が好きで、ウエスト・エンド舞台版も観たいと前から思っていました。Broadwayhdで期間限定1ヶ月無料(会員登録要)と知って、喜んで視聴。

【以下、ネタバレを含む感想】

主役のシェリダン・スミスはイギリスで人気の女優さんだそう。動きが吉本新喜劇みたいだなと思ったら、シットコムでも活躍してる人のようです。

ニッキー役の俳優さんは、オマル・シャリーフのギラギラ感はなく、サラッとした印象だけど、タキシードが似合う声の良い人で、個人的には合格点。「You are a woman, I am a man」のシーンは楽しませていただきました。2人の身長差がすごいので、ファニーがいつも下の方でちょこまかしている感じ。

映画との大きな違いは、序盤でファニーが歌う「I’d rather be blue over you」とフィナーレの「My man」がカットされていた事。前者は囲われた愛人の歌で、後者は離れていく男性をひたすら思い続ける女性の歌なので、カットされたのは時代だなあと思いました。最後は「My man」の代わりに「パレードに雨を降らせないで」が歌われ、自立した女性像が描かれていました。ちょっと立ち直りが早すぎる気もしましたが。

ファニーとニッキーのすれ違い時には、ニッキーのソロ曲もあって、より彼の心情が表されていたのも興味深かったです。やはり、男としては飼い慣らされるのが嫌だったのね…。

あとは振付師のエディと、ファニーのお母さんの出番が増えていました(どちらの役者さんも芸達者)。

シェリダン・スミスのファニーは、バーブラ・ストライサンドの圧倒的なカリスマ性はありませんが、小さなおばちゃんキャラで親しみやすく、応援したい気持ちで観ていました。歌もお上手。鑑賞後感としては、満足満足でした。

 

Ocr: Funny Girl

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また、映画版を観直してみたくなります。