仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

映像業界経験のある事務職員。観劇への情熱だけが残っています。

NTLive「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

鑑賞日:2018年6月16日
映画館:吉祥寺オデヲン
シェイクスピアの「ハムレット」に出てくる脇役2人を主役に据えた不条理劇です。

最初は意味の通らないセリフの羅列を聞かされているようでも、だんだん主題が明確に立ち上がってくるのはお見事でした。
不本意にも登場させられて、何の役割を演じたらよいのかわからず困っている役者。そしてわけがわからない内に命を取られてしまう。最初は他人事として観ている観客が、これは他でもない自分のことではないかと気づかされる。ある意味とても重い舞台でした。
旅芸人の座長の「死ぬっていうのは芝居とは違う。本当に死んだら二度と起き上がらない」というようなセリフもずしんと来ます。学生の頃自分も死について考えていたなと、当時のヒリヒリとした感情と共に思い出しました。
脚本は「恋に落ちたシェイクスピア」のトム・ストッパード。

彼が29歳の時に初演を迎えた作品です。トム・ストッパードは現在81歳でご健在ですが、彼が今、20代の自分が書いたこの戯曲をどんな風に見ているのかも興味があります。
ハリーポッターラドクリフくんがすっかり大人になって登場します。彼はこの9月からブロードウェイで始まる舞台「The Lifespan of a Fact」にも出演するようです。頑張っているんですね。