仕事が嫌になったからブロードウェイでミュージカル観てくる

Nothing is as beautiful as something that you don’t expect.

日本人キャスト

ローズのジレンマ

観劇日:2021年2月23日 劇場:シアタークリエ 当日券で観劇。大地真央のすごさを思い知らされた。ニールサイモンの温かさにほっこりした。 【以下、ネタバレを含む感想】 滑舌のいい大地真央。コミカルな動きに包容力を感じる別所哲也。一番生身の人間らしい…

ミュージカル「マリー・アントワネット」

観劇日:2021年2月16日 劇場:東急シアターオーブ 遠藤周作原作と聞いて、観劇を決めた。前半は、正直なところ退屈に感じたが、後半はぐぐっと引き付けられた。 【以下、ネタバレを含む感想】 華やかなイメージがあったが、ギロチンで始まりギロチンで終わる…

オペラ座の怪人(劇団四季)

観劇日:2021年1月1日 劇場:JR東日本四季劇場[秋] 昨年アンドリュー・ロイド・ウェバー卿のはからいで無料配信された、ラミン・カリムルー&シエラ・ボーゲス版を観て、ぜひ生でシャンデリアを見てみたいと思っていました。 大晦日にコロナ感染者が東京で130…

「リチャード二世」(新国立劇場)

観劇日:2020年10月23日 劇場:新国立劇場中劇場 戯曲を読んだり、ホロウ・クラウンでベン・ウィショー版をちらっと見たりしたことがあったけど、ひ弱な王様の話という印象で、あまり惹かれる演目ではありませんでした。でも鵜山仁演出だし、評判もいいよう…

「生きる」ミュージカル(日生劇場)

観劇日:2020年10月10日 劇場:日生劇場 初演時に市村さん版をみてとても感動して、鹿賀さんバージョンもぜひ観たいと思っていました。今回鹿賀さん初日に観劇。本当に観てよかった。 【以下、ネタバレを含む感想】 オープニングのコーラスの厚みに、ああ来…

どん底(新国立劇場)

観劇日:2019年10月4日 劇場:新国立劇場 マクシム・ゴーリキー「どん底」新訳上演。少し体調が良くなかったので、タイミングが悪かったなと思いながらも、なんとか劇場にたどり着いた。 救いのないラスト。 明確な答えは与えられない。 でも観る前より明ら…

人形の家 part2

観劇日:2019年8月17日 劇場:紀伊国屋サザンシアター 2017年に書かれた、イプセン「人形の家」の続編。同年のトニー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞を含む8部門にノミネートされ、ローリー・マトカーフ(ビッグ・バン・セオリーのシェルダンのママ)が…

カラス・アパラタス「ロスト・イン・ダンス」

鑑賞日:2019年8月12日 劇場:カラス・アパラタス(荻窪) まず、照明に痺れた。ぼおっと浮かび上がる空間に現れた勅使川氏を見て、「何だ、この人は!」。無駄のない動きが、不思議な緊張感で場を支配する。ベートーベン、シューベルトのピアノ曲も静謐な空…

イマシバシノアヤウサ「アイランド」

観劇日:2019年8月11日 劇場:下北沢OFF OFFシアター 歳のせいで頭が働かなくなっている事もあって、最近は言葉で考えるより、役者さん(やセット、照明、音楽を含む演出)の生命力やほとばしる感情、熱量を感じるために劇場に足を運んでいるのだけれど、そ…

プリシラ(日生劇場)

観劇日:2019年3月21日 劇場:日生劇場 1994年のオーストラリア映画がブロードウェイで舞台化されたものの日本語版。シンディ・ローパーやマドンナなど懐かしい曲の数々にのせてドラァグ・クィーンを描いた作品で、傷ついた心への優しい眼差しを感じました。…

愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』

鑑劇日:2019年3月10日 劇場:TBS赤坂ACTシアター レキシのファンなので、内容がイマイチよくわからないながらも、怖いもの見たさで行ってきました。これも一種のジュークボックス・ミュージカルと言えるのか…? 【あらすじ】 長年家に引きこもっている"織田…

王様と私(TOHOシネマズ日比谷プレミア上映)

鑑賞日:2019年2月22日 映画館:TOHOシネマズ日比谷 (写真を撮り忘れたので、タイのイメージ画像。こんなシーンも出てきます) 子どもの頃、テレビでユル・ブリンナー版の映画を観たときは、デボラ・カー演じるアンナの美しさ聡明さ(と広がるスカート)に…

パリのアメリカ人(劇団四季)

観劇日:2019年2月11日 劇場:東急シアターオーブ(渋谷) 上演時間:2時間50分 ※途中休憩あり 1951年のミュージカル映画を、少しストーリーを変えて舞台化したもの。 歌よりダンスの割合が多くて、以前観たマシューボーンのシンデレラに少し歌が加わった、…

画狂人北斎

観劇日:2019年1月15日 劇場:新国立劇場 上映時間:120分(休憩なし) 90歳でこの世を去る時に「天があと5年の間、命保つことを私に許されたなら、必ずやまさに本物といえる画工になり得たであろう」と言ったという葛飾北斎に興味を引かれ、ミュージカル「…

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

観劇日:2019年1月8日 劇場:東京芸術劇場 2年前にブロードウェイに行った時、気になっていたのに観そびれた作品。1番の売りであるコメットシートを、奮発して体験してきました。トルストイの「戦争と平和」が原作ということで、ややこしい話かと思いました…

スカイライト(新国立劇場・本公演)

観劇日:2018年12月22日 劇場:新国立劇場 NTLiveを3回観て、シナリオを買った本作。プレビュー公演から20日後の新国立劇場本公演鑑賞でした。 劇場へ向かう際、渋谷の人混みに心折れそうになりましたが、本当に行って良かったです。 【あらすじ】 ロンドン…

クドカン演出「ロミオとジュリエット」

観劇日:2018年12月7日 劇場:本多劇場 上演時間:2時間10分(途中休憩なし) あえて50代の三宅弘樹をロミオに配役することで、新しい世界観を生み出そうとした宮藤官九郎演出のロミジュリ。皆川猿時、勝地涼、安藤玉恵、田口トモロヲなど、テレビでもお馴染…

スカイライト(新国立劇場プレビュー公演)

観劇日:2018年12月2日 劇場:新国立劇場 上演時間:2時間45分(休憩有) ナショナルシアターライブで上映されたこともあるデヴィッド・ヘアーの戯曲の日本語上演。今日のプレビュー公演後、3日間劇場を閉めてさらに稽古をし、本公演を迎えるとのことでした…

ジャージー・ボーイズ(神奈川県民ホール)

観劇日:2018年11月10日 劇場:神奈川県民ホール 2019年ロンドン上演の「バイオレット」の紹介記事で、イギリスの演出家が日本版ジャージーボーイズを高く評価していたので、チケットを取ってみました。演出は故蜷川幸雄氏の弟子である藤田俊太郎氏。9月末の…

ミュージカル深夜食堂(新宿シアターサンモール)

観劇日:2018年10月26日 劇場:新宿シアターサンモール 上演時間:1時間40分(休憩なし) 【あらすじ】 夜中の0時に開く「深夜食堂」と呼ばれる居酒屋。目に傷のある訳ありなマスターの元に、悩みや寂しさを抱えたお客達が毎晩訪れる…。 【以下、ネタバレを…

ミュージカル「SMOKE」

観劇日:2018年10月20日 劇場:浅草九劇 上演時間:1時間50分(休憩なし) 不遇の詩人、李箱(イ・サン)を題材にした韓国ミュージカルの日本プロダクション。台詞や歌詞のあちこちに彼の詩と思われる言葉が散りばめられていました。ダダイズムだというので…

世界を狙う日本発ミュージカル:「生きる」初日(TBS赤坂ACTシアター)

観劇日:2018年10月8日 劇場:TBS赤坂ACTシアター 公演時間:2時間15分(休憩有) 名作誕生の瞬間に図らずも立ち会ってしまった、そんな気持ちです。期待の斜め上を行く感動を体験しました。 【あらすじ】市役所の市民課課長、渡辺勘治は定年間近。同じ時間…

韓国からの逆輸入ミュージカル「深夜食堂」

「深夜食堂」といえば、深夜枠なのに映画並みのクオリティで話題になった小林薫主演のTBSドラマ。このしみじみした静かなドラマが、なんと10月にミュージカルになって上演されます。 韓国で数年前にミュージカル化されたそうで、今回の舞台はその日本語翻訳…

10/20一般販売開始「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」

昨年NYに行った時に観ておけばよかったと思っている作品の一つが「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」。日本人キャストで来年1月に上演されます。 ブロードウェイ版ではジョシュ・グローバンが出演したことで話題になりま…